その他保健事業
シニア訪問健康相談
年令63歳~74歳の被扶養者を対象に、健康保険組合が委託した保健師などの専門健康相談員を自宅に派遣する健康指導事業を行っています。
この事業は、なるべく若いときから生活習慣の改善にとりくみ、糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病の減少などを狙いとしています。また、被扶養者の方が抱えておられる健康面の不安や生活上の悩みを少しでも解消し、より健やかな毎日をお過ごしいただくことができるようにお手伝いをするものです。
事業の概要は、以下のとおりです。63歳以上の方を扶養されている被保険者のみならず、その他の方も本事業の内容をご理解いただき、事業実施にご協力とご支援をお願いいたします。
事業の概要
健康保険組合が委託した各地域在住の健康相談員(保健師・看護師)を、63歳~74歳の被扶養者のご家庭に派遣し、該当者一人ひとりの健康状態を把握した上で、それぞれに合った栄養や健康管理について専門的立場からの助言や精神的なバックアップ、地域の福祉諸制度の説明等を行います。
また、介護保険制度上の疑問・不安に対し、制度の仕組み・利用の手続・福祉サービス導入など必要な情報を提供し、支援と相談をいたします。
対象者
年令が満63歳以上74歳までの被扶養者(健康な方も対象となります)。
相談費用
本事業の費用は、健康保険組合が全額費用を負担して実施しますので、被保険者および対象者のご負担は一切ありません。
また、相談員が物品などの販売をすることはありませんので、ご安心ください。
プライバシーの保護など
事業の実施にあたって、健康相談員は知りえた情報等全てに関して守秘義務を負っております。プライバシーの保護には万全を期しておりますので、安心してご相談できます。
実施方法
- 現住所等の確認(訪問までの流れ図 ①、②、③)
訪問健康指導事業の案内および連絡をさせていただくため、被保険者および該当被扶養者の住所などを確認させていただきます。 - 健康相談員の決定(図 ④)
健康保険組合は、事業の委託先である(株)全国訪問健康指導協会と相談し、訪問を担当する地元の保健師または看護師(健康相談員)を決定します。 - 健康相談員からの連絡(図 ⑤)
訪問対象者の自宅には、健康相談事業の案内にあわせ、訪問担当の健康相談員の氏名を書面で連絡いたします。
(対象者が被保険者と別居されている場合には、双方に連絡致します) - 初回訪問(図 ⑥)
健康相談員が対象者の自宅に直接電話し、都合、日時などを確認の上、訪問します。
(健康相談員は、健康保険組合が委託していることを示す名刺を持参) - 2回目以降の訪問
初回訪問の結果に応じて、2回目以降の訪問頻度などを決めて訪問します。
(健康相談員は、原則として初回訪問時と同一の者が継続訪問)
訪問までの流れ
相談内容
訪問健康相談では、次のような内容の相談をお受けします
- 生活の質を高めるためのアドバイス
疾病予防・悪化防止のための知識啓発や健康診断の奨励、健康診断の結果に基づき、専門的な立場からの助言や相談を行い、総合的な健康づくりの支援を行います。 - 生活習慣へのアドバイス(食事・運動・休息・喫煙・飲酒)
現在の生活などをお聞きし、必要に応じて改善についての助言、相談などを行います。 - 生活の自立度を高めるためのアドバイス
リハビリの奨励・相談、安全な生活環境作りなどの助言を行います。 - 適正な医療・服薬についてのアドバイス
身体の異常や受診状況・服薬内容を伺い、必要に応じ受診機関との連絡調整を行います。 - 地域の福祉制度の情報提供、介護保険制度利用についてのアドバイス
お住まいの市町村事業や健保組合の情報を提供するとともに利用の際の支援をします。また、介護保険制度の説明や申請の手伝いをいたします。 - 該当被扶養者を支える家族へのアドバイス
家族の健康相談や介護相談を行います。
医療費通知
医療費適正化の観点から、毎月1回世帯分をまとめて、被保険者に対し、Webによる
医療費通知を実施しています(紙通知の場合は年4回)。
活用の仕方などについては、このホームページの「医療費のお知らせ」欄をご覧ください。
ジェネリック医薬品使用促進通知
先発医薬品を処方されている方で、ジェネリック(後発)医薬品に切り換えることにより、 自己負担額が300円以上削減される方を対象に、年間2回事業主経由で、被保険者宛に 「ジェネリック医薬品使用促進通知」をお送りしています。